Sleep No More (NYの体験型演劇)
先日新しい形態の演劇「Sleep No More」に行ってきました。
シェイクスピアの名作「マクベス」の演劇がNY「Mckittrick Hotel」で行われています。多くの人がブログで詳細をまとめているので、ここでは簡単にそしてぶち当たる可能性がある問題点に絞って書いてみます。
基本情報
基本的には演者は言葉を発することはありません。そして観客はお面をかぶり、話すことを禁じられます。上演中はかなり長距離を歩くことになります。昨日の万歩計は15000歩でした。
何が特別か?
複数の演者が全部で7階?あるホテルの至る所に出没します。そして演者達は場所を移動しながら物語が進んでいきます。観客は、好きな登場人物を追いかける形で進んでいきます。人気がある登場人物や、目立つ人物にもかなりの観客が追いかける形になります。しかも、登場人物は突如全速力で走りだしたり、階段で別の階に移動したりするので、見失うことも度々。
醍醐味
ミュージカルなど普段は遠く離れた舞台の上での演技を見ることしかできません。しかし、Sleep No Moreでは演者との距離がほぼありません。ぶつかる事もあったり、倒れる演技をした演者に対して、本当に倒れたと思い込んで応急処置をしようとした人もいるようです。普段見ることができない表情の微妙な変化、本気で演技に打ち込んでいる真剣な眼差し。こんな迫力のある劇は今まで見たことがありません。
何人の登場人物がいたか定かではありませんが、どの演者がどの役を演じているのかの謎解き的要素もあります。題材はマクベスなので、私はマクベスを追いかけましたが、正直どれがマクベスなのかなかなかわかりませんでした。
大失敗
下調べほぼ0で行ったので大失敗。後で知ったのですが、通常は入場から終演までの間に3回同じ場面が繰り返されるようです。通常はその3回の間にできるだけ多くの場面を見るか、好きなキャラクターを追いかけるかするようです。それを知らなかった私は、これはもしかして謎解き?迷路?だと勘違いし、出口を探すようになってしまいました笑
ふと気づいたのが、体験型ということで、演者に選ばれた観客は個室に連れていかれることがあります。その後1分ぐらいで出てくる人もいれば、出てこない人もいます。出口を探していたこともあり、それが唯一の出口だと勘違いしました。演者に選ばれた人だけが外に出れる。選ばれる為にはどこで何が起こって、どのタイミングで演者が人を指名するかを理解して、外に出る脱出ゲームだと思ってしまいました。
結局攻略できずに、入口から外へ…。実際は攻略も何もなく、3回の演技が終わると、普通に終了するようです。知らなかった…。終わる前に入口から出たので、人混みの中をもみくちゃにされずには済みましたが…。次回行かれる方は、是非最後まで体験してみてください。そして、どのように終わるのか教えてもらえると幸いです。
最後に
先日はメキシコのカンクンでぶっ飛んだ経験をしてきた所ですが、今回の体験型演劇も本当に新しい新鮮な体験でした。体験型と言うのが本当に楽しくて、自分の流行になっています。また次回何か体験してきます!